安全な投資ってあるの?
投資について検索される際、かなり上位に位置するワードが「安全」です。
「安全」というワードに…
「投資信託」 「資産運用」 「預貯金」などというワードが絡まって、
投資に関する一大検索ワードとなっています。
おそらく「安全=元本保証」という意味合いなので、ここでもその前提で話を進めます。
まず結論!
100%安全な投資はありません。
さらにいうと、100%安全な現預金管理方法もありません。
金融商品別にみていきましょう。
「安全」というワードに…
「投資信託」 「資産運用」 「預貯金」などというワードが絡まって、
投資に関する一大検索ワードとなっています。
おそらく「安全=元本保証」という意味合いなので、ここでもその前提で話を進めます。
まず結論!
100%安全な投資はありません。
さらにいうと、100%安全な現預金管理方法もありません。
金融商品別にみていきましょう。
株、債券、投資信託
どんな株も、どんな債権も、どんな投資信託も、価格下落の可能性はあります。
投資信託のなかでは比較的リスクが低いといわれているパッシブ運用のバランスファンドであっても、
当然ですが価格下落の可能性を秘めています。
価格下落の可能性を秘めている、というさらっとしたレベルではなく、
「下落することも多々ある」というレベルで、日々価格は変動します。
そういった意味で、100%安全な株、債券、投資信託は、存在しません。
リスクフリーレートの基準となっている国債も、結局は、デフォルトリスクを抱えています。
限りなく100%安全ですが、それでも100%ではありません。
投資信託のなかでは比較的リスクが低いといわれているパッシブ運用のバランスファンドであっても、
当然ですが価格下落の可能性を秘めています。
価格下落の可能性を秘めている、というさらっとしたレベルではなく、
「下落することも多々ある」というレベルで、日々価格は変動します。
そういった意味で、100%安全な株、債券、投資信託は、存在しません。
リスクフリーレートの基準となっている国債も、結局は、デフォルトリスクを抱えています。
限りなく100%安全ですが、それでも100%ではありません。
不動産
当然ですが、不動産も価格は上下します。
基本的に、不動産価格は日経平均価格に連動することがわかっています。
上掲グラフは、日経平均株価と首都圏中古マンション成約価格の価格推移です(出典は日本経済新聞とREINS)。
どう捉えるのか個人差はあるでしょうが、概ね動きは一致していると言っていいはずです。
したがって、不動産価格も、安全とは言えません。
REITは、不動産ではなく金融商品なので、上掲のとおり安全ではありません。
基本的に、不動産価格は日経平均価格に連動することがわかっています。
上掲グラフは、日経平均株価と首都圏中古マンション成約価格の価格推移です(出典は日本経済新聞とREINS)。
どう捉えるのか個人差はあるでしょうが、概ね動きは一致していると言っていいはずです。
したがって、不動産価格も、安全とは言えません。
REITは、不動産ではなく金融商品なので、上掲のとおり安全ではありません。
現金 預貯金
まずは現預金に共通するリスクから。
現預金は、とにかくインフレに弱いです。
インフレになる可能性は当然ゼロではないので、
その観点からは、現預金で所有することそれ自体がリスクです。
逆に、上掲した不動産は、インフレに強い資産だと言われています。
次に預貯金です。
預貯金についても、いつ金融機関が破綻するかは誰にもわかりません。
よく「安全資産」といわれる預貯金であっても、
金融機関破綻のリスクからは逃れられません。
メガバンクが破綻する可能性は、パッシブ運用かつバランス型の投資信託が今日価格下落する可能性と比較して、遥かに低いです。
遥かに低いですが、ゼロではないので、100%安全であるとはいえないですね。
当座預金などは金融機関が破綻しても全額が保護されます。
全額保護されたとしても、上掲のとおり、インフレリスクをヘッジできているわけではありません。
現預金は、とにかくインフレに弱いです。
インフレになる可能性は当然ゼロではないので、
その観点からは、現預金で所有することそれ自体がリスクです。
逆に、上掲した不動産は、インフレに強い資産だと言われています。
次に預貯金です。
預貯金についても、いつ金融機関が破綻するかは誰にもわかりません。
よく「安全資産」といわれる預貯金であっても、
金融機関破綻のリスクからは逃れられません。
メガバンクが破綻する可能性は、パッシブ運用かつバランス型の投資信託が今日価格下落する可能性と比較して、遥かに低いです。
遥かに低いですが、ゼロではないので、100%安全であるとはいえないですね。
当座預金などは金融機関が破綻しても全額が保護されます。
全額保護されたとしても、上掲のとおり、インフレリスクをヘッジできているわけではありません。
まとめ
「どの金融商品を選ぶのか?」という問いに対する回答は、
結局は個々人が置かれた状況によって大きく異なります。
経営者とサラリーマンで選ぶ商品は当然違います。
税を繰り延べたいのか老後に向けて積み立てたいのかによっても違います。
個々人の環境に合わせた「なにを重視したい?」のかを除けば、
「どの程度のリターンを期待したいのか?」
「どの程度のリスクを許容できるか?」
で決まります。
基本的にリターンとリスクは比例関係になります。
たとえ結果が「預貯金で持つ」であったとしても、自分に合った金融商品を調べ学び選ぶという行為は、人生の糧になるはずです。
何を選択するべきなのか?
自分は何を重視したいのか?
一度検討されてみてはいかがでしょうか?
結局は個々人が置かれた状況によって大きく異なります。
経営者とサラリーマンで選ぶ商品は当然違います。
税を繰り延べたいのか老後に向けて積み立てたいのかによっても違います。
個々人の環境に合わせた「なにを重視したい?」のかを除けば、
「どの程度のリターンを期待したいのか?」
「どの程度のリスクを許容できるか?」
で決まります。
基本的にリターンとリスクは比例関係になります。
たとえ結果が「預貯金で持つ」であったとしても、自分に合った金融商品を調べ学び選ぶという行為は、人生の糧になるはずです。
何を選択するべきなのか?
自分は何を重視したいのか?
一度検討されてみてはいかがでしょうか?