クロスSWOT分析① SWOTの洗い出しとクロスSWOTに向けた準備
フレームワーク、といえば何を思い浮かべますか?
色々とあるのですが、今日はフレームワーク初歩中の初歩である
「クロスSWOT分析」についてご説明します。
クロスSWOT分析とSWOT分析の違いは、下記のとおりです。
・情報の羅列(SWOT)
・具体的行動に落とし込めている(クロスSWOT)
フレームワークに頼りすぎるのはよくないですし、
適切な場面に適切なフレームワークを取り出すには訓練が必要です。
その点、クロスSWOT分析は、わりとどの企業/個人にもフィットするフレームワークです。
非常に使い勝手もよく、自社の置かれた環境を理解するのに最適です。
今回はクロスSWOT分析の基礎として、SWOTの洗い出しポイントをメインに纏めます。
色々とあるのですが、今日はフレームワーク初歩中の初歩である
「クロスSWOT分析」についてご説明します。
クロスSWOT分析とSWOT分析の違いは、下記のとおりです。
・情報の羅列(SWOT)
・具体的行動に落とし込めている(クロスSWOT)
フレームワークに頼りすぎるのはよくないですし、
適切な場面に適切なフレームワークを取り出すには訓練が必要です。
その点、クロスSWOT分析は、わりとどの企業/個人にもフィットするフレームワークです。
非常に使い勝手もよく、自社の置かれた環境を理解するのに最適です。
今回はクロスSWOT分析の基礎として、SWOTの洗い出しポイントをメインに纏めます。
SWOTとは?
SWOTとは、下記単語の頭文字を組み合わせたものです。
・Strength(強み)
・Weakness(弱み)
・Opportunity(機会)
・Threat(脅威)
強み?弱み?機会?脅威?
なんのこっちゃ?
これだけ言われても訳が分からない人が大半ですよね。
なので、下記のように理解しましょう!
・Strength(自社が内部で抱えている強み)
・Weakness(自社が内部で抱えている弱み)
・Opportunity(自社にとってプラスの外部環境)
・Threat(自社にとってマイナスの外部環境)
これらを列挙するのがSWOT分析です。
列挙したSWOTを掛け合わせ、行動に落とし込むことを、クロスSWOT分析と言います。
クロスSWOT分析を適切なものにする大前提として、正確にSWOTを列挙しなければなりません。
・Strength(強み)
・Weakness(弱み)
・Opportunity(機会)
・Threat(脅威)
強み?弱み?機会?脅威?
なんのこっちゃ?
これだけ言われても訳が分からない人が大半ですよね。
なので、下記のように理解しましょう!
・Strength(自社が内部で抱えている強み)
・Weakness(自社が内部で抱えている弱み)
・Opportunity(自社にとってプラスの外部環境)
・Threat(自社にとってマイナスの外部環境)
これらを列挙するのがSWOT分析です。
列挙したSWOTを掛け合わせ、行動に落とし込むことを、クロスSWOT分析と言います。
クロスSWOT分析を適切なものにする大前提として、正確にSWOTを列挙しなければなりません。
SWOTを洗い出すときのポイント(内部環境)
上掲グラフをご確認ください。
SWOTのうち強み弱みは社内環境、機会脅威は社外環境であることが多いです。
強み弱みに関しては、後述するように機会脅威と異なり、
ある会社の強みが他社にとって弱みになることはあまりありません。
上掲グラフの例でいえば、手許資金が潤沢であることが弱みにはならないということです。
もちろん、「手許資金が潤沢だから社内に緊張感がない」という場面は多々あります。
「手許資金が潤沢」であることと「社内に緊張感がない」ことは別の話ですよね。
基本的にある会社にとって強みだが、他社にとっては弱みということはほぼありません。
そして、創業期、成長期、成熟期など、企業が置かれているステージによって、
企業によって個性はあれど強み弱みは似通ってきます。
強み弱みの洗い出しに関しては、とにかく社内を観察することが大切です。
財務三表をみてみるもよし、現場をまわってみるもよし。
いきなり自社の強み弱みと言われてもわからない人も多々いるはずなので、
まず「競合と比較」してどんな強み・弱みがあるのかを確認してみるのもアリです。
・競合他社と比較して「工場の設備が優れている」
・競合他社と比較して「ビッグデータを収集しきれていない」
・競合他社と比較して「仕入業者とのコネクションが強い」
・競合他社と比較して「店舗数が多いので規模の経済を活かせる」
・競合他社と比較して「特許/知的財産活用に真剣に取り組んでいる」
などなど、考えればいくつか思いつくはずです。
バリューチェン分析など、内部環境を見つめるフレームワークが別途存在するのですが、それはまた後日。
SWOTのうち強み弱みは社内環境、機会脅威は社外環境であることが多いです。
強み弱みに関しては、後述するように機会脅威と異なり、
ある会社の強みが他社にとって弱みになることはあまりありません。
上掲グラフの例でいえば、手許資金が潤沢であることが弱みにはならないということです。
もちろん、「手許資金が潤沢だから社内に緊張感がない」という場面は多々あります。
「手許資金が潤沢」であることと「社内に緊張感がない」ことは別の話ですよね。
基本的にある会社にとって強みだが、他社にとっては弱みということはほぼありません。
そして、創業期、成長期、成熟期など、企業が置かれているステージによって、
企業によって個性はあれど強み弱みは似通ってきます。
強み弱みの洗い出しに関しては、とにかく社内を観察することが大切です。
財務三表をみてみるもよし、現場をまわってみるもよし。
いきなり自社の強み弱みと言われてもわからない人も多々いるはずなので、
まず「競合と比較」してどんな強み・弱みがあるのかを確認してみるのもアリです。
・競合他社と比較して「工場の設備が優れている」
・競合他社と比較して「ビッグデータを収集しきれていない」
・競合他社と比較して「仕入業者とのコネクションが強い」
・競合他社と比較して「店舗数が多いので規模の経済を活かせる」
・競合他社と比較して「特許/知的財産活用に真剣に取り組んでいる」
などなど、考えればいくつか思いつくはずです。
バリューチェン分析など、内部環境を見つめるフレームワークが別途存在するのですが、それはまた後日。
SWOTを洗い出すときのポイント(外部環境)
他方で、機会脅威に関しては、ある会社にとって脅威であっても、
他社にとっては機会だということが多々あります。
「人口減少」が機会だという企業はあまりありませんが、
「テレワークの普及」はわかりやすい例です。
都心の飲食店にとって、「テレワークの普及」は、明らかに脅威です。
他方で、ビデオ通話システム業にとって、「テレワークの普及」は、明らかに機会です。
同様に、109に入っている洋服店にとって少子高齢化は脅威ですが、
葬儀屋さん、福祉施設にとって少子高齢化は、短期的には機会です。
このように、機会脅威は企業ごとに流動的である点に留意しましょう。
機会脅威については、日々社会の動きを確認することが洗い出しの近道です。
・ニュースサイトをこまめにチェックする
・新聞を読む
・ニュース番組をみる
・本屋さんで平積みになっている=売れている本を確認する
・通った法案を確認してみる
・内閣のHPをチェックしどんな政策をしているのか確認する
などなど、世の中の大きな動きを把握できるはずです。
最近でいえば、明らかに「脱炭素」「カーボンゼロ」ですね(2021年1月)。
トランプ敗退後、さらに言えば今年に入ってから、
明らかに「脱炭素」「カーボンゼロ」がアツいワードです。
これは水素に投資を続けている岩谷産業の株価からも明らかです。
同社の株価は、「脱炭素」「ゼロカーボン」が紙面を踊るようになった昨秋以降、
約3,800円(2020年8月末)から7,000円超(2021年1月中旬)に続伸しています。
「テレワーク」を例に挙げれば、サイボウズです。
同社の株価は、1月の1,000台半ばから一時3,800円近くに上昇しました。
今日現在(2021年1月28日)、ピークからみると落ちてはいますが、
それでも2,644円と一年間で170%近く増加しています。
マクロの大きな動きを捉えることで、機会脅威に対する感性を磨くことが大切です。
PEST分析など、外部環境を見つめるフレームワークが別途存在するのですが、それはまた後日。
他社にとっては機会だということが多々あります。
「人口減少」が機会だという企業はあまりありませんが、
「テレワークの普及」はわかりやすい例です。
都心の飲食店にとって、「テレワークの普及」は、明らかに脅威です。
他方で、ビデオ通話システム業にとって、「テレワークの普及」は、明らかに機会です。
同様に、109に入っている洋服店にとって少子高齢化は脅威ですが、
葬儀屋さん、福祉施設にとって少子高齢化は、短期的には機会です。
このように、機会脅威は企業ごとに流動的である点に留意しましょう。
機会脅威については、日々社会の動きを確認することが洗い出しの近道です。
・ニュースサイトをこまめにチェックする
・新聞を読む
・ニュース番組をみる
・本屋さんで平積みになっている=売れている本を確認する
・通った法案を確認してみる
・内閣のHPをチェックしどんな政策をしているのか確認する
などなど、世の中の大きな動きを把握できるはずです。
最近でいえば、明らかに「脱炭素」「カーボンゼロ」ですね(2021年1月)。
トランプ敗退後、さらに言えば今年に入ってから、
明らかに「脱炭素」「カーボンゼロ」がアツいワードです。
これは水素に投資を続けている岩谷産業の株価からも明らかです。
同社の株価は、「脱炭素」「ゼロカーボン」が紙面を踊るようになった昨秋以降、
約3,800円(2020年8月末)から7,000円超(2021年1月中旬)に続伸しています。
「テレワーク」を例に挙げれば、サイボウズです。
同社の株価は、1月の1,000台半ばから一時3,800円近くに上昇しました。
今日現在(2021年1月28日)、ピークからみると落ちてはいますが、
それでも2,644円と一年間で170%近く増加しています。
マクロの大きな動きを捉えることで、機会脅威に対する感性を磨くことが大切です。
PEST分析など、外部環境を見つめるフレームワークが別途存在するのですが、それはまた後日。
まとめ
今日は、SWOT洗い出しのポイントについてご説明しました。
次回は、洗い出したSWOTを活用し、どう行動に落とし込むのかをご説明します。
次回は、洗い出したSWOTを活用し、どう行動に落とし込むのかをご説明します。