現預金残高に気を配ろう⑤ キャッシュ・フローのまとめ
前回までに、以下のようなことを説明してきました。
●なぜ現預金が大切なのか?
●過去の現預金推移を把握するには?
●将来の現預金を確認するには?
これらを踏まえて、今回は現預金/キャッシュ・フローのまとめを書きます。
●なぜ現預金が大切なのか?
●過去の現預金推移を把握するには?
●将来の現預金を確認するには?
これらを踏まえて、今回は現預金/キャッシュ・フローのまとめを書きます。
Cash is Kingの意味
なぜCashがKingなのか?
なぜEquity, Profit, Account receivable, Cash flowがKingではないのか?
という枠組みで現預金の特殊性をご説明しました。
現預金が最も大切な理由は、枯渇すると即死に繋がるからです。
どんなに赤字でも現預金が手許にあれば倒産しませんが、
どんなに黒字でも現預金が手許になければ倒産します。
現預金の枯渇=ゲームオーバーです。
●利益を得るそもそもの目的は、現預金を獲得するため
●純資産は何に変わってしまっているかわからない
●将来キャッシュ・フローは曖昧で不確実
「利益」
「純資産」
「将来キャッシュ・フロー」
これらに現預金の代わりは決してできないということをお話しました。
現預金の重要性について検討する際、
支払手段としての現預金という側面が重視されますね。
もちろん支払手段としての現預金は極めて大切ですが、
・代替可能性の有無
・そもそもの営利企業の目的(将来キャッシュ・フローの最大化)
などを考慮しても、やはり現預金はあらゆる資産の中で最も大切と言えます。
なぜEquity, Profit, Account receivable, Cash flowがKingではないのか?
という枠組みで現預金の特殊性をご説明しました。
現預金が最も大切な理由は、枯渇すると即死に繋がるからです。
どんなに赤字でも現預金が手許にあれば倒産しませんが、
どんなに黒字でも現預金が手許になければ倒産します。
現預金の枯渇=ゲームオーバーです。
●利益を得るそもそもの目的は、現預金を獲得するため
●純資産は何に変わってしまっているかわからない
●将来キャッシュ・フローは曖昧で不確実
「利益」
「純資産」
「将来キャッシュ・フロー」
これらに現預金の代わりは決してできないということをお話しました。
現預金の重要性について検討する際、
支払手段としての現預金という側面が重視されますね。
もちろん支払手段としての現預金は極めて大切ですが、
・代替可能性の有無
・そもそもの営利企業の目的(将来キャッシュ・フローの最大化)
などを考慮しても、やはり現預金はあらゆる資産の中で最も大切と言えます。
キャッシュ・フロー計算書
「現預金の大切さを理解した上で、どう現預金を把握すればいいのか?」
という枠組みで、まずはキャッシュ・フロー計算書の重要性を解説しました。
事業計画を描く上でも、過去の現預金の推移を把握する上でも、
慣れてしまえばキャッシュ・フロー計算書はとても便利です。
キャッシュ・フロー計算書を読み解く上で、教科書的な
●営業キャッシュ・フローがプラスかどうか?
●フリーキャッシュ・フローが財務キャッシュ・フローを上回っているか?
●財務キャッシュ・フローがプラスの場合、B/Sのどこに化けているのか?
といった「何故増えて何故減ったのか?」より先に着目すべきこととして、
●「現金が増えているのか?減っているのか?」
●「計画どおりに現預金が増減しているのか?」
を忘れないようにしましょうというお話もさせていただきました。
また、実際の現場によって何を読み取り重視するのかは異なるという話もしました。
営業キャッシュ・フローから読み取るもの
再生企業・・・時間の猶予があるかどうか?
通常企業・・・いくら投資にまわせるのか?
といった具合です。
何が大切なのかは企業によって異なりますが、これだけは間違いなく言えます。
現預金残高を重視しない企業は、早晩困窮します。
現預金残高を気にしない金融機関はありません。
したがって、常に現預金残高及び資金の推移を気にしておく必要があります。
という枠組みで、まずはキャッシュ・フロー計算書の重要性を解説しました。
事業計画を描く上でも、過去の現預金の推移を把握する上でも、
慣れてしまえばキャッシュ・フロー計算書はとても便利です。
キャッシュ・フロー計算書を読み解く上で、教科書的な
●営業キャッシュ・フローがプラスかどうか?
●フリーキャッシュ・フローが財務キャッシュ・フローを上回っているか?
●財務キャッシュ・フローがプラスの場合、B/Sのどこに化けているのか?
といった「何故増えて何故減ったのか?」より先に着目すべきこととして、
●「現金が増えているのか?減っているのか?」
●「計画どおりに現預金が増減しているのか?」
を忘れないようにしましょうというお話もさせていただきました。
また、実際の現場によって何を読み取り重視するのかは異なるという話もしました。
営業キャッシュ・フローから読み取るもの
再生企業・・・時間の猶予があるかどうか?
通常企業・・・いくら投資にまわせるのか?
といった具合です。
何が大切なのかは企業によって異なりますが、これだけは間違いなく言えます。
現預金残高を重視しない企業は、早晩困窮します。
現預金残高を気にしない金融機関はありません。
したがって、常に現預金残高及び資金の推移を気にしておく必要があります。
資金繰り表
上掲のように、キャッシュ・フロー計算書で過去の現預金推移は把握できます。
他方で、将来の資金残高把握は、過去推移の把握以上に大切です。
その手段として、資金繰り表を作成する必要があります。
なお、なぜ将来の資金残高把握が大切なのでしょうか?
答えは上掲してあるとおり、現預金の枯渇=ゲームオーバーだからです。
資金繰り表を作成するコツは、下記のとおりです。
●いきなりガチガチに正確なものをつくろうとしない
●まずは前月コピーなどでバクっとしたものを把握する
その後、実態に合わせて数字をいじっていくことで、
わりと簡単に資金繰り表を完成させることができます。
資金繰り表をつくるメリットは、下記のとおりです。
●金融機関からの質問にすぐ答えることができる
●有事があった際、いつ資金がショートするのかがわかる
●いつまでにいくら売っていくら借入をすればいいのかがわかる
資金に関するストレスから解放されるはずですよ。
少なくとも、資金が枯渇するタイミングが読めるので、
融資の依頼などなんらかの手を打つことができますね。
コミットメントラインなどの契約を締結していない限り、
新規融資の申し込みから実行まで早くても1ヶ月半程度かかります。
保証協会付融資などの場合、もっと時間がかかることもあります。
少なくとも3ヶ月の資金残高を把握する必要があります。
半年先、一年先の現預金残高を把握していると素晴らしいですね。
他方で、将来の資金残高把握は、過去推移の把握以上に大切です。
その手段として、資金繰り表を作成する必要があります。
なお、なぜ将来の資金残高把握が大切なのでしょうか?
答えは上掲してあるとおり、現預金の枯渇=ゲームオーバーだからです。
資金繰り表を作成するコツは、下記のとおりです。
●いきなりガチガチに正確なものをつくろうとしない
●まずは前月コピーなどでバクっとしたものを把握する
その後、実態に合わせて数字をいじっていくことで、
わりと簡単に資金繰り表を完成させることができます。
資金繰り表をつくるメリットは、下記のとおりです。
●金融機関からの質問にすぐ答えることができる
●有事があった際、いつ資金がショートするのかがわかる
●いつまでにいくら売っていくら借入をすればいいのかがわかる
資金に関するストレスから解放されるはずですよ。
少なくとも、資金が枯渇するタイミングが読めるので、
融資の依頼などなんらかの手を打つことができますね。
コミットメントラインなどの契約を締結していない限り、
新規融資の申し込みから実行まで早くても1ヶ月半程度かかります。
保証協会付融資などの場合、もっと時間がかかることもあります。
少なくとも3ヶ月の資金残高を把握する必要があります。
半年先、一年先の現預金残高を把握していると素晴らしいですね。
まとめ エクセルでサクッとつくろう
現預金は本当に大切です。
現預金の管理に複雑なシステムを組み込む必要はありません。
大きな企業であっても、基本的にはエクセルで管理しています。
キャッシュ・フロー計算書も資金繰り表も、エクセルで簡単に作れます。
複雑に管理しようと思うと、作成に手間がかかります。
作成に手間がかかると、日々の業務が嫌になってしまいます。
エクセルベースでサクッと作るくらいがちょうどいいです。
加工も簡単というメリットもあります。
資金繰り、キャッシュ・フロー、融資のことなどでお困りの際は、
ご遠慮なく弊社までご一報ください。
・財政状況がよくない場合は、少しでも早めに手を打ちましょう
・これからもっと投資をしたい場合も、まずは冷静に状況を把握しましょう
「貴社の課題は何なのか?」
「その課題をどう解決するのか?」
について、ざっくばらんにお話しましょう。
現預金の管理に複雑なシステムを組み込む必要はありません。
大きな企業であっても、基本的にはエクセルで管理しています。
キャッシュ・フロー計算書も資金繰り表も、エクセルで簡単に作れます。
複雑に管理しようと思うと、作成に手間がかかります。
作成に手間がかかると、日々の業務が嫌になってしまいます。
エクセルベースでサクッと作るくらいがちょうどいいです。
加工も簡単というメリットもあります。
資金繰り、キャッシュ・フロー、融資のことなどでお困りの際は、
ご遠慮なく弊社までご一報ください。
・財政状況がよくない場合は、少しでも早めに手を打ちましょう
・これからもっと投資をしたい場合も、まずは冷静に状況を把握しましょう
「貴社の課題は何なのか?」
「その課題をどう解決するのか?」
について、ざっくばらんにお話しましょう。