Cases & Customor Voice 事例とお客様の声

個人事業主様からのライフプラン相談

個人事業主様の資金を

「見える化」!

お子様の誕生をきっかけに、「娘の学費を含めて、将来どの程度貯蓄があればいいのかを知りたい」というご相談をいただきました。
個人事業主ということもあり、「やはり会社員と比較して不安定なのかな…」という疑問を持たれていたので、そこについても話し合いました。

その結果、最もメリットのある小規模企業共済に加入し、ご主人は積み立てNISAとiDeCoを開始。
真の課題である「定期的な進捗確認」にも踏み込みました。

Detail

東京都で映像編集業を営むO様(30代女性)
・ご主人様と合わせて世帯年収はかなり高い
・生命保険も必要保障額はカバーしている
・医療保険にもご本人は納得されている
・住宅ローンの返済比率も低い

以上のことから、バランスの取れた家計であることがわかります。ムリに見直す必要もなく、早急に何か手を打つ必要があったわけではありませんが、「このまま生きていくと将来どうなるのか知りたい」というご要望だったので、ご主人にもご協力いただき、弊社を含めて3人で一緒にライフプランを策定することとなりました。

Issue 問題点

①まずは現状を把握
「何をするにもまずは現状を把握する」が弊社のポリシーです。
本事例でも、しっかりと現在の資産・負債の洗い出しをしました。
とてもしっかりされているお客様なので、洗い出しにはそんなに時間がかかることもなく、無事に現状確認。

②将来収入の決定
・依頼主の将来収入をどう決めたらいい?
・ご自身とご主人の年収はずっとこのままで大丈夫?
・親族の介護費用なども織り込みたい
ライフプラン策定上、このあたりをかなり気にされていました。
将来の年収はあくまで未来のことなので、明確に数字を把握することはできません。
ここの設定次第でいかようにも数字遊びができてしまうのが、ライフプランの恐ろしいところです。

③老後のための積み立て
いわゆる「2,000万円問題」が気になっているご様子で、「個人事業主として打てる手を知りたい」とのこと。
ご主人も問題意識があり、iDeCo、NISAなどに対する知識は十分にお持ちでしたが、何が適切なのか判断にお困りのご様子でした。
老後に向けて積み立てる金融商品を一通りご説明し、実際に何が一番メリットがあるのかを検討しました。

Essence

Solution
本質と解決

  • 【前提条件を明確にする】
    本事例は、個人事業主様からの依頼ということもあり、将来資金の準備の選択肢が会社員より豊富です。
    生命保険、iDeCo、積み立てNISAを利用した投資など、将来の一定時点または年金方式で、キャッシュが戻ってくる投資は多々あります。しかし各商品でリスクも違えばメリットも異なりますし、前提条件や具体的事例によって最もメリットを享受できる商品は異なります。

    まずはお客様のお話をお聞きし、一緒に前提条件を設定。
    具体的な数値を弾きだした上で検討していきました。
    その結果、最もご意向に沿う手法は、小規模企業共済への加入だとわかりました。
    小規模企業共済は、加入できる権利がある人にとっては、やはりファーストチョイスになりうる選択肢。
    ・契約者貸付の利率が民間保険会社と比較してかなり低い
    ・原則として掛金全額が必要経費/損金算入可能
    「自分で運用するつもりはない」という方にはぴったりの選択肢だと思います。

    「投資信託が将来キャッシュ・フローに有利です!」
    「不動産購入で節税だ!」
    「生命保険だ!」
    と聞き馴染みのある言葉に決め打ちするのではなく、冷静にシミュレーションをしましょう。

    本事例の場合は、
    ・お客様は決して積極的な運用を望んでいないこと
    ・ご自宅を所有されているので、最低限のインフレヘッジ(物価上昇リスクへの対策)はできていること
    を根拠に、小規模企業共済にご加入となりました。
    まだお若いこともあり、コツコツ積み立てていただくとご依頼主様の目標値に到達する一時金が貯まります。
    実質返戻率も他の金融商品と比較して有利でした。
  • 【順調に給与が上昇すると思わないこと】
    依然として「年功序列」と「終身雇用」は、わたしたちの意識の中に刷り込まれています。
    その結果、ライフプランを策定する際に「年間に数%ずつ給与が上昇する」と考えてしまいがち。
    そして「物価は上昇しない」という都合のいい想定がしばしば散見されます。
    Web上のフリーで公開されているライフプラン策定サービスにも、さまざまな都合のいい数値を前提としているものが多々存在します。
    若年層はそれで問題ない場面が多いですが、年齢を重ねるとそうはいかないものです。
    本事例のご依頼主様やご主人様は、弊社のデータベースからみても年収が増加する可能性が高いお二人でしたが、「横置きもしくは減少でお願いします」とのことでしたので、ご希望通り年収を減少させました。
  • 【プランはプランと割り切ること】
    本件の場合、表面上の課題は「将来のことを知りたい」でしたが、真の課題は「きちんとお金を管理し、ストレスを減らしたい」でした。
    ・法令上でも、計算上でも正確なプランをつくること
    ・未来を正確に予測して正確なプランをつくること
    両者は、質的に別の話です。
    後者に関しては、誰も正確に予測できないのが正直なところです。
    真の課題を解決するには、プランをつくって満足せずに、実行できているのかを定期的に確認することが何よりも大切です。
    プラン通りに進捗していても、そうでなくても、必ず「見直し」の機会をつくることをご提案しました。
    弊社は見直し方法までキッチリと伝授しますのでご安心ください。

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